9月の星空をひとり時間のお供に

9月の星空をひとり時間のお供に

こんにちは、ブログ管理人のハッチです。

9月といってもまだまだ暑い日が続きますね。今年は特に夏の勢いが長引いて、まるで秋が来ないんじゃないかと不安になるほど。でも、食卓にサンマが並び始めると「やっぱり秋は来るんだ」と感じます。先日スーパーで見つけたサンマは久しぶりに安価で、脂ものっていて、塩焼きにしたらじんわりと幸せを感じました。

とはいえ、気温や体感はまだ夏に近い。それでも空を見上げれば、少しずつ季節は移ろいを見せています。日の出・日の入りの時間も早まり、夜の時間が伸びてきました。こういう変化を感じるのに、星空を眺めるのはぴったりの方法です。外に出なくても、オンラインの星空配信を観ながら「ひとり時間」を過ごすのも素敵。

今回は、9月の星空の見どころをまとめつつ、ひとり時間にどう活かせるかを紹介します。

9月の星空ガイド(東京・日本基準)

見どころ①:2025年9月7–8日「ブラッドムーン(皆既月食)」

この秋の大イベントは、なんといっても9月7日から8日にかけて起こる皆既月食です。月が地球の影にすっぽり隠れ、赤銅色に染まる「ブラッドムーン」。まるで夜空に浮かぶ巨大な赤いランプのようで、一度は見ておきたい現象です。日本を含むアジアからオーストラリアにかけて観測できるため、多くの人が空を見上げる夜になるでしょう。

詳しい時間帯や観測方法は国立天文台の特設ページに最新情報が出るのでチェックしてみてください。

見どころ②:惑星の動き

9月初めには「惑星パレード」と呼ばれる現象が夜明け前の東の空に広がります。土星、木星、火星といった惑星が並び、普段は意識しづらい「惑星の存在感」を感じられるチャンス。特に土星は9月21日に「衝(しょう)」を迎え、一晩中輝き続けます。小型望遠鏡や双眼鏡があれば、土星の環を確認できるかもしれません。

見どころ③:秋の星座たち

夏の大三角(ベガ・アルタイル・デネブ)はまだ西の空に見えますが、東からは秋の星座が顔を出します。

  • ペガスス座の大四辺形
  • アンドロメダ座と、その先に見える「アンドロメダ銀河」
  • 夜空を渡る秋の天の川

夏の星座より落ち着いた輝きですが、静かな空気感が「秋らしさ」を感じさせてくれます。

見どころ④:部分日食(日本からは非観測)

9月21日には南半球を中心に部分日食が起こります。ただし、日本からは見えません。もし興味があれば、NASAのライブ配信や国際的な天文サイトをチェックするのも楽しいかもしれません。

星空を楽しむちょっとした工夫

星を眺めるのに特別な道具は不要ですが、少し工夫をすると快適です。

観察に適した時間帯

  • 街灯の少ない場所を選ぶ
  • 惑星:深夜から明け方にかけて
  • 秋の星座:夜9時以降がおすすめ

環境づくり

  • 月食:夜半~明け方
  • 明るいスマホ画面は控えめに
  • 9月後半は夜風が涼しいので、軽い上着を忘れずに
ビギナーにおすすめのツール

  • スマホアプリ「Star Walk」「Sky Safari」など
  • 国立天文台・今日のほしぞらで地域ごとの星図を確認
  • プラネタリウム施設を訪れるのも気分転換になります

星空 × ひとり時間

正直なところ、まだ夜にベランダで長時間過ごすのは暑く感じる日もあります。そんなときは無理に外へ出なくても大丈夫。最近はYouTubeの星空ライブ配信がとても充実しています。

●Japan Starry Sky 24h(船橋市アンデルセン公園上空)

●Asahi Astro LIVE(朝日新聞 宇宙部)

ハワイの「すばる望遠鏡」やカナダ・ハワイ共同望遠鏡の映像をリアルタイム配信

部屋の明かりを落とし、冷たい飲み物を片手に画面を眺めているだけで、ふと心が落ち着いていくのを感じます。外で虫の声を聞きながら眺めるのとはまた違う「静かなひとり時間」です。

おわりに:星を眺めることで整う心と体

昼間は暑苦しい太陽にうんざりします。特に今年は5月頃から暑く、更年期と重なると本当にしんどい。でも、夜の星を見ていると「季節はちゃんと進んでいるんだ」と思えます。窓を開けて眠れる日が近づいていることも、星空が教えてくれるようです。

誰かとシェアするのもいいけれど、ひとりで星を見上げる時間は特別です。忙しさや不安から一歩離れて、宇宙のスケールを感じると、自分の悩みも少し小さく思えてきます。

この9月、ぜひ「星を眺めるひとり時間」を楽しんでみませんか。

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