ブログ管理人のハッチです。
週に一度ヨガに通いながらも、私はいつも雑念だらけです。ポーズを取っている間も「帰りに何を食べよう」「スーパーで何を買おう」と、頭の中は常にフル回転。50代になってもなお、心が落ち着く瞬間がなかなか見つかりません。 そんな私が「座禅」や「瞑想」に惹かれたのは、心のざわめきを少しでも静めたいと思ったからです。
今回は、50代から取り入れたい座禅や瞑想の魅力と効果、基本のやり方や私自身の体験を紹介します。
座禅と瞑想が50代の心を支えるわけ

50代に入ると、子育ての区切りや仕事の変化、親の介護や更年期といったライフイベントが重なりやすく、心が落ち着かないと感じる人も増えてきます。
こうした時期にこそ「座禅」や「瞑想」はおすすめです。身体を整えるだけでなく、自分自身の心に居場所をつくり、不安や迷いを整理するきっかけになります。
座禅の魅力と基本の作法
座禅の3つの魅力
- 姿勢を整えられる
長時間のデスクワークやスマホ操作で崩れがちな姿勢をリセットできます。正しい座り方を続けることで体のバランスが整い、腰痛や肩こりの軽減にもつながります。 - 呼吸を調えて心を落ち着ける
深くゆったりとした呼吸に集中することで、副交感神経が優位になりリラックス効果を得られます。 - 自分と向き合い、不安を整理できる
座禅の時間は「外の情報」から距離を置く時間。心の中を見つめることで、悩みや不安を少しずつ整理できるのが魅力です。
座禅の基本的なやり方
- 座布団を二つ折りしてお尻の下に敷く
- 右足を左腿に乗せる「半跏趺坐(はんかふざ)」、できれば両足を組む「結跏趺坐(けっかふざ)」
- 手は法界定印(両手を重ねて親指同士を軽く触れ合わせる)に組む
- 顎を軽く引き、背筋をまっすぐに
- 腹式呼吸を繰り返し、息を吐くときに「ひとつ、ふたつ…」と数える「数息観(すそくかん)」を行う
最初は雑念ばかりで落ち着かないかもしれませんが「数を数える」ことに集中すると、徐々に静けさを感じられるようになります。
瞑想の考え方と効果
瞑想は“考えない練習”ではない
「瞑想=頭を空っぽにすること」と思いがちですが、それは誤解です。瞑想は「呼吸」「音」「願い」など対象を持ち、その対象に意識を集中させるものです。
瞑想で得られる効果
- 雑念に振り回されなくなる
浮かんでくる思考に「反応しない」ことを学べます。 - 不安が減り、冷静な判断力がつく
気持ちが安定し、焦りや不安が和らぎます。 - 人との関わりも深まる
落ち着いた状態で人と向き合えるため、コミュニケーションがスムーズになります。
初心者のためのQ&A
- 雑念が止まらない
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雑念は出て当たり前。「気づいたら呼吸に戻る」を繰り返すだけでよい。
- ベストな時間は?
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朝の瞑想がおすすめ。1日を落ち着いて始められます。
- どのくらい行う?
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1日5分からでOK。集中力が続く範囲で50分以内を目安に。
私が体験した座禅と瞑想
ヨガでの瞑想は続けているものの、正直まだ雑念だらけです。
座禅については、京都旅行の際に旅の一環として体験した程度ですが、そのときに「なんとなく心身がスッキリした」「リラックスできた」という感覚が残っています。
だからこそ、自宅でも数分だけでも取り入れてみたいと思っています。座布団ひとつでできる手軽さも魅力です。
50代から始めるコツと習慣化の工夫
- 1日5分でもOK。「毎日続ける」ことを重視
- 朝起きてすぐ、または寝る前に取り入れると習慣化しやすい
- アプリやYouTubeを活用してガイドを聞きながら行うのも◎
- 「できなかった」と責めず、「少しでも座れた」自分を認める
まとめ ― 50代の心をととのえる小さな習慣
座禅や瞑想は特別な修行ではなく、日常生活の中で心を休ませるシンプルな方法です。
雑念が出ても構いません。大切なのは「気づき」「呼吸に戻る」こと。50代からこそ、日々の忙しさの中に小さな余白を持ち、心を整えていきたいですね。