50代からの眠れない夜|更年期の眠りを整える習慣とリラックスグッズ

50代からの眠れない夜|更年期の眠りを整える習慣とリラックスグッズ

ブログ管理人のハッチです。
50代に入って体は疲れているのに中々寝付けない日が多くなりました。

「眠たいのに寝つけない」「夜中に何度も目が覚めてしまう」という日々に悩んだ時期があります。
若い頃は布団に入ればすぐに眠れていたのに、年齢とともに眠りが浅くなり、疲れが取れにくくなる…。

今まさに悩んでいられる同世代女性がいるのではないでしょうか。

この記事では、更年期に起こりやすい睡眠の変化を踏まえつつ、「生活習慣の工夫」と「リラックスグッズ」 でできるセルフケアを紹介します。

眠れない夜はなぜ起こる?50代女性に多い原因

更年期とホルモンバランスの変化

厚生労働省が2022年に実施した意識調査によると、50代の女性では「寝つきが悪い、または眠りが浅い」と感じる割合が最も高いことが分かっています。

(出典:厚生労働省「更年期症状・障害に関する意識調査」2022年)

原因の一つは、女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)の減少。これにより、「眠りが浅くなる」「夜中に目が覚めやすい」「疲れが取れにくい」といった症状が起きやすくなります。

身体的不調による睡眠の中断

更年期特有のホットフラッシュ、動悸、冷え、頻尿、睡眠時無呼吸症候群、痛みや痒みなどが夜間に起こると、眠りが途中で途切れてしまいます。
私自身も今でも、突然の痒みによって眠りが途切れてしまうことがあります。

生活習慣や環境の影響

日常の生活習慣や環境も無視できません。

  1. スマホやPCのブルーライト
  2. 仕事や家族の心配ごと
  3. 寝室の温度・湿度

こうした「小さな要因の積み重ね」も、眠りを妨げる原因になります。

眠れない夜をやわらげる生活習慣の工夫

眠れない夜を減らすには、薬に頼る前に「生活のリズム」を整えることが第一歩です。ここでは、私が実際に取り入れて効果を感じた工夫をまとめました。

毎日のリズムを整える

毎日のリズムを整える
  1. 毎日同じ時間に寝起きする(休日も大きくずらさない)
  2. 昼寝は30分以内にとどめる
  3. 朝の太陽光で体内時計をリセット

ポイント

ポイントは「寝る時間」よりも「起きる時間」を一定にすることです。
私の場合、毎朝犬の散歩があるので自然と起床時間が決まっており、そのおかげでリズムが整いやすくなっています。

日中の過ごし方

日中の過ごし方
  1. 朝食をとることで体を覚醒
  2. 適度な運動を取り入れる
  3. 午後は短時間の昼寝でリフレッシュ

ポイント

ポイントは「ながら運動」で取り入れる。
毎日まとまった運動をするのは難しいので、私は通勤で工夫しています。電車では座らず立ち、駅では階段を使うだけでも十分な運動になり、自然と体のリズムを整えることができます。

寝る前の工夫

寝る前の工夫
  1. 就寝前は「癒される」動画でリラックス
  2. ぬるめ(38~40℃)のお風呂に浸かる
  3. 軽いストレッチでリラックス

ポイント

ポイントは自分なりの眠りの習慣を作ることが大事
睡眠研究の世界的権威である筑波大学・柳沢正史教授によると、SNSやショート動画は脳を活性化させてしまうこと。寝る前に見るなら、映画など一方的で落ち着くコンテンツがおすすめとの事です。「これをすると眠くなる」という自分なりのルーティーンを見つけられれば良いとの事です。
私の場合は「犬の動画」が心をほっこりさせ、癒されることで自然と眠気が訪れるので、寝る前まで楽しむようにしています。

快適な寝室づくり

快適な寝室づくり
  1. 吸湿・通気性の良い寝具を選ぶ
  2. 季節に応じた温度調整(エアコン+扇風機など)
  3. 照明は暖色系のやわらかい光にする

ポイント

ポイントは、自分に合った寝具選びの重要性です。
私は以前ベッドで寝ていましたが、マットレスが合わず眠りが浅い日が続いていました。ところが、床に布団を敷いて寝るようにしたところ、ぐっすり眠れるようになりました。旅行先のベッドでも眠れないことが多かったので、もしかするとスプリングタイプが自分に合わなかったのかもしれません。寝具の相性は、意外と睡眠の質に大きく影響する重要な要素です。

50代女性におすすめのリラックスグッズ

香りでリラックス

  • アロマディフューザー(ラベンダー、オレンジスイート)

体を温める・緩める

  • 蒸気アイマスク
  • バスボム(炭酸やハーブ入り)
  • 腹巻やリカバリーウェア

寝姿勢を整える

  • 自分に合った枕
  • 硬さの合うマットレス
  • 抱き枕

睡眠環境をサポート

  • 間接照明や快眠ライト
  • ノイズキャンセリングイヤホン
  • 睡眠用スピーカーやヘッドフォン

グッズを取り入れるだけで「寝室=リラックス空間」と意識づけできるのが魅力です。

眠れない夜にどう向き合うか

眠れない夜は「焦らないこと」がいちばん大切です。
「眠れなくても横になっているだけで体は休まる」と考えると気が楽になります。

私はスマートフォンアプリのradiko(ラジコ)でラジオを聴いたり、好きな落語家の噺を楽しんだりしています。ときには、少し難しすぎるサイエンス系のYouTubeを流すこともあります。内容にそこまで興味がないせいか、気づいたら眠ってしまっていることもあります。

専門家に相談する

もし長期間不眠が続く場合は、ストレスや疾患が原因のこともあります。専門外来の受診も検討してください。

まとめ

50代女性の眠れない夜は、更年期や生活習慣の影響が重なった自然な現象です。

  • 毎日の生活リズムを整える
  • 寝る前の環境を工夫する
  • グッズを活用する

といった小さな工夫で、少しずつ眠りの質を改善できます。

翌朝すっきり目覚められると気分も大きく変わります。焦らず、自分に合ったペースで眠りとの付き合い方を見つけていきましょう。

※この記事は個人の体験をもとにまとめたもので、効果には個人差があります。症状が続く場合は必ず医師に相談してください。

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